ガル・サポ主催の討論会7/3 参加報告

7月3日のガルータサポーターズ車座討論会でこんな提案をしました。

EPAのプログラムでいえば、「来日した候補生が主役である」という認識に立ち、常にここから発想することが大事。
EPA参加者の目的は、各自にいろいろありますでしょう。が、受入れ側の目的は看護師・介護福祉士国家資格をとって、自分の病院・施設で 長く働いてもらうことにある。
EPA人の移動は、
①雇用主にとっては、マンパワーを育てること 
   ②同僚にとっては、スキルを身につけ、お互いに良き助け人となること
  ③地域にとっては、良き隣人との出会い・人間関係
  ④社会にとっては、多文化社会における日本に住む同国人の医療・福祉サポーターとなる
たとえシステムにどのような不足があろうとも、我々は我々にとっての目的達成するには、どうしたらいいのかを考えたい。

1,国家試験をとらなければ始まらない、のであれば、
①本人に、その努力をするだけの能力があるかどうか、見極めること  
→ 試験なのだから、学力がなければ受からない
→限られた時間内で勉強するには入国前に本人が持っている看護基礎学力が不可欠
②受験対策としては丸暗記も必要である・・・記憶力
③本人のやる気・・・本人の資質
④院内や施設内スタッフが自分の問題として捉えているか
などを、チェックしてみる必要がある。

2,日本語教育支援と国家試験対策を今後もどんどんすべきでしょう。
そして他に、看護師修練制度の活用と准看護師資格の活用を考える。
内外人平等の観点から、日本人に認められた資格を外国人に認めるのは当然の議論としてあること。『医療』の在留資格に認められていることから、EPA看護師候補生にも『准看護師資格』を正当に扱うべきであると話しました。もちろん反対意見はありますが、感情論でなくきっちりと議論すべきテーマであると思います。同時に『准介護福祉士資格』がどう策定されていくのか、これも取り込んでいくアイディアが必要でしょう。